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今日の記憶と思索の夏休み

私は墓参りの帰りに脱水気味の脳にたづねた。
「正しさってのは多様性の排除なのか?」

つーのは朔太郎の著作権フリーになったやつなんだが詩集『青猫』の中のだ。断じて詩集『月に吠える』の中じゃない。

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 思想は一つの意匠であるか

鬱蒼としげつた森林の樹木のかげで
ひとつの思想を歩ませながら
佛は蒼明の自然を感じた
どんな瞑想をもいきいきとさせ
どんな涅槃にも溶け入るやうな
そんな美しい月夜をみた。

「思想は一つの意匠であるか」
佛は月影を踏み行きながら
かれのやさしい心にたづねた。
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萩原朔太郎 青猫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/1768_18738.html

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