菅直人/ まだ評価しているおじさんがいるヨ
ツー事で。参院選で唐突に消費税を言って負けたとされる件は、そのときのマニフェストに ↓と明記してあるのを音声言語で言っただけで別に唐突ではなかったんだが、いまだに未納三兄弟と同じで、誤情報をクオリティペーパー等で書き続けてるナニな人たちがいる。
民主党の政権政策Manifesto2010 - 民主党
http://www.dpj.or.jp/policies/manifesto2010
早期に結論を得ることをめざして、 消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始します。
その、消費税発言の時に、いきなり総殴りしたメディアは、最近では財政健全化のために消費税上げは必須であると言い始めているわけで、あのときの脊髄反射的な拒否反応の反省はしたのかい?と
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そういえば思い出すのは菅直人が財務相だったときに、円高に言及して90円台なかば発言をしたときに、メディアは総殴りしたんだが、今や77円まで来てしまって、これがしばらく続けば日本の製造業は壊滅だとか危機報道をしているんだが、あそこで危機感を持った菅直人は間違っていたのか?それとも総殴りしたメディアが反省すべきなのか?
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そして鳩山政権は、隅にあった普天間問題をメディアにフレームアップされたのをいなすことが出来ず、総殴りの中に退陣した。メディアにフレームアップされ巻き込まれると生き残れないと学習した。
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震災関連では。菅内閣では何にも先に進まないと言って囃してたんだけど、どこの何がどう進んでないかという具体的な指摘はなく、具体的に書けば、すぐに進まないには各事情があり、事情を無視して進めれば間違いを起こすのが分かるわけで、進まないのは仕方がないのに進まないと だだっ子が道ばたを転がりながらぐずってるに近い状態の報道を続けていた。震災から5ヶ月。町ごと無くなった更地を復興するに十分な期間ではなかったし、元に戻りたいという地元の感情と、そこは危険で戻ってはいけないという理性に折り合いをつけるに十分な期間は経っていなかった。
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おまけにメディアは、被害に合われた方が、いったん気持ちを切り替える空白を与えることなく、震災関連報道を続けた。特にNHKはつらい記憶を何回も思い出させ被害に遭われた方が気持ちの切り替えをするのを阻害した。
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菅直人は(言葉尻ととらえてタコ殴りされるのを避けるために?)(言い訳しない性格のために?)記者会見を少なくした。私は彼のコミュニケーション能力からは正しい選択だったと思うが、中央集権村にあってメディアに愛想を振りまかないリスクはこういう形で結果に表れるわけで、取ったリスクを管理しなかった瑕疵は菅直人自身にあるし、退任することでその瑕疵責任は彼自身が取った事になる。
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菅直人の敗因は
過去に書いたが。小さな事でも「これが出来ました」と先に進んでいるイメージを振りまかなかったこと。総殴りされそうになると逃げたこと。顔を上げて朗々と話さなかったこと … 震災原発対応にかまけて「最小不幸社会」の実現をほとんど忘れたこと。
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成果は
中央政府を機能不全にしたこと。だがこれは地方自治が当事者意識を強くする動機付けを伴う必要があったが、それはなされていない。
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次政権も、いっそう中央政府の機能不全を推進してほしいと願うが、そうなる可能性は低く残念だ。中央政府が弱体化した結果として地方自治が当事者意識を強くして自らつかみ取り育てた民主主義につながる可能性は、残念ながら無さそうに思える。
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最後に。
中央集権村の強化に尽力するメディアをつぶさない限り、この国に民主主義は育たない。中央政府がなんとかするんじゃなくて、自分でナントカする。町でナントカする。市区で、県でナントカする。より現場に近いところで頑張る。
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コメント
民主主義というのは民が主だと言うこと
行動主体が民だと言うこと
投稿: 本人 | 2011年8月28日 (日) 21時48分
俺は生きてみせる
家族は生き残ってみせる
親戚や一族の住むこの町は守ってみせる
↑ これが基本でしょ?
俺が自立するのをオカミは邪魔するんじゃないよ。
俺たちの芽を摘むやつを赦さない。
つーのは七人の侍みたいなもんじゃないか?(見てないが)
素浪人の手を借りはするが、自分の村は自分たちで守ると。
投稿: 本人 | 2011年8月29日 (月) 00時11分