井戸の中で
今日の(活字の)朝日新聞(11月28日朝刊)が特徴的に変だったので…。
まず第一面。「郵政民営化で離党を余儀なくされた元自民党員達が復党」のニュース。「首相、11人の復党指示」とあるが、指示したのは「自民党総裁」であって「首相(総理大臣)じゃないだろ。自民劇場見てたら自分も寅さんのつもりになっちゃったのか?
次に第三面。「マグロの漁獲量に規制が掛かる」というニュース。「値上げの予感」という見出し。そう言う話じゃないだろ。どうせ誰も読まない社説には「消費国こそ資源保護を」とまっとう本筋な意見を書いているのに、みんなが読む本文記事がこれでは読者の多くが「値上がりらしいよ迷惑な話だ」という感想を持つようになってしまうだろ。
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鳥の使命: みんな飛び込んでいますよ。
↑に書いたように、マグロは民族的同一性からはずれていないと安心するためのアイテムにすぎないのだ。
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記事を見るデスクがダメ、見出しを付ける整理部がダメ、お偉い論説と現場の風通しが悪い。定見は有るとか無いとか(ゴモゴモゴモゴモ、ゴモットモー)
どうせみんな見出しだけしか見ないんだからその程度にコピー。(ネット上のURL入れても元記事は時間が経つと裏に隠しちゃうんだよね)
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そんで夕刊だが「みのもんたさんが世界で一番長時間生番組に出ている司会者としてギネス認定」の件。みのさんにはおめでとうだが、これって日本のテレビのビョ~キでしょ。少なくとも放送法では「ネットの禁止」って事をいってて、多局ネットが単一の基準で支配されると言論の多様性が失われ世論の一方的地滑りをおこさせてしまうから、そうしないようにって。
それは複数の局の資本関係に関する規定に現れているらしいが、理念としては言論の多様性の確保よね。
制作現場が自分の腕を磨くより、視聴率のとれるタレントに依存し、それがかくも広範に及べば、弱り目に祟り目の総理大臣がこれを利用しようともくろみ、また、一タレントに依存している放送局がそれを否定的に伝える事はできなくなるわな。そういう事態に民間放送がなっているという認識が朝日新聞はじめとしてメディアにははないんだよね。
誰にも似ない。だからこそ私なんだ。他紙と同じ記事書いてどうすると現場をしかりとばさなきゃ。
井戸の中だとそこが井戸だともわからない、広いところに出ようよ。まわりを見回して、隣と同じ田植えをやるのか、自分の名前のブランド野菜を作るのか。今は惰性で宅配とってくれてるが、惰性でとってる世代はもうすぐ消える、同時に消えるメディアになるつもりなのか?
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