コイズミ靖国ダブスタ総括
最初曖昧だったのが、憲法に思想信条の自由があるでしょという事になって、個人の心の問題にして通そうとしたが、経済同友会の北城代表幹事が「総理に今のような形で靖国神社に参拝することは控えて頂いた方がいいと思う。」と述べた事を受けてコイズミ氏は「商売と政治は別だと、 はっきりお断りした」と反論した。その後新たな位置づけはなされていない。
つまり。
個人の心の問題と言った方が都合の良い場合はそう言っていたが、実は政治だったわけで、政治だったという証拠に「もう靖国はカードにはならない」と言う発言もしている。政治ならば、宗教を政治的(外交の道具)に利用したわけで、憲法の政教分離原則に明確に反しているわけだ。
その評価は(個人毎に違うので)別にして、コイズミ氏が外交戦術として何をやったかを正確に認識する必要がある。そしてその戦術は成功したのか?「もう靖国はカードにならない」という状態ができたのか?が吟味され続けなくてはいけない。
もうひとからとやかく言われなくて済むのなら、純粋に国内問題として始められる。この国の正統政府は国民に謝罪していない。
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↓同友会の。真ん中あたりに該当発言あり。
記者会見発言要旨(未定稿):経済同友会
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首脳外交は
「やった方が良い問題もあるし、やらない方が良い問題もある」
また
「やる能力のある者でない場合、やらない方が良い」
とも言える。
先日まで欧米がジャパン-パッシング(passing)していたわけだが、中国が日本を通り越してアメリカと直接話を始めた場合、日本はうろたえながらついて行かざるを得ない状態になる。つまり中国によるジャパン-パッシング(passing)。この状態はアメリカ側が望んでいるので確実に来だろう。元に引きずられて円ドル為替が大騒ぎになる。
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コメント
アメリカから日本は量として期待されなくなるって事。質として期待される可能性はあるが、量を満たす努力より質を満たす努力の方がしんどい。
投稿: 本人 | 2006年9月25日 (月) 00時30分