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いわゆるB層はどう釣られたか

先の郵政解散からの選挙で、いわゆるB層の皆さんがコイズミ劇場に流れたという見方がなされていたわけだが。B層の皆さんの中にいわゆるニートやフリーアルバイターや派遣請負やの方々も多かったわけで、そういうコイズミ勝ち組内閣の犠牲になられた皆さんがコイズミを応援するというパラドックスがあったわけだと(なんでかなー(テツ&トモ)だった)。

それに対する解に行き当たらないまま月日は過ぎ、ウヤムヤになっていたんだが。(古いやつほど新しい物をほしがる物でございます)という(何から何まで真っ暗闇よ)な場合には、状況を漸進的に解決する見込みも立たず、何らかの破壊的な解決が期待されていたんだと思う。つまりガラガラポンをやってほしかった。

小泉政権というのはまさにガラガラポンをやった政権なわけで、そのせいで自分がはじき飛ばされたにもかかわらず、新たなガラガラポンで自分の立位置が逆転するんじゃないかと夢を見て、ガラガラポン指向の政権に引き寄せられてしまったんじゃなかろうかと思うんだな。

選挙の時、まさにガラガラポンの激しい事例が目の前にあって、あしたはホリエモンを夢見たわけで、明日は楽天、明日はムラカミ・ファンドになれるんじゃないかと、実際にはデイトレーダーにもならずに相変わらずニートまがいであるくせに一攫千金の幻想に脳が支配されていたんだと思うんだな。

で、他力のガラガラポンに期待してコイズミに投票。

そして選挙が終わったら、テキトーに論文でっち上げて自民候補になったニートまがいのアンチャンが当選しちゃって、なんか古びた精神論を力説して「二千万円ですよ。BMW買っちゃおうかな」で、見事に自分をガラガラポンして見せたわけです。でも、それは彼だけ。投票した自分は相変わらずニートもどき。

自分は取り残されたけど、他力本願に次のガラガラポンに期待する潜在的圧力はまだ変わらず有ると思うんだな。でもそれは時代を間違わせる。なぜなら「ガラガラポン」はインフレ化するからだ。これでだめならもっと激しいガラガラポンを期待する。つまりもっと破壊を。
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1:だから、ガラガラポンの連鎖を断ち切らなくちゃいけないんだと思う。どうやって?
2:あるいは、ガラガラポンの向きを正反対にしてしまう。つまり勝ち負けから平等度の追求へ(ってかこれが行きすぎて勝ち負けキッパリが求められたのか?)

とか、色々答えも出ずに堂々巡りするんです(以下20年がかりで続く)

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