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自虐の狼狽から理知的な提言へ

敗戦で断絶しながらも今に続いている日本の正統政府は自国民を死地に動員した責任をとっていない。

この国では永く、特定アジアへ永遠に謝罪する「自虐史観」に対する反発が潜伏していた。「いつまで謝らねばならないのか」「もううんざりだ」と。それが小泉子供政権の出現に力を得て大々的に吹き出した。「ぼくなんか、ぜんぜん悪くないもん」と。

「特定アジア」「プロ市民」と名指する鬱憤晴らしが始まった。いきすぎた「自虐史観」に対する反動である。「自虐史観」が、謝罪するという非理知的な安易な手法であったために受けた反発でもある。もっと理知的に解明し「有った事を有った」と認め、また「違う事は違う」と指摘する必要があった。冷静な調査、解明、分析が無くただ右往左往する不様(ぶざま)が今バッシングにあっている。

非理知的な自虐史観が行き着いた当然の報いである。今からでも遅くない。理知的な分析提言を始めようではないか。

その際、特定アジア案件に触れるのは、感情的な反発が燃え上がっている今は適切ではない。他国に触れずにゆっくりやろう。

日本政府は、まだ国民に謝っていない。
この件に絞って進むべきだ。
謝らずに無責任に靖国に詣っている。政府自体に彼らを死地に追いやった責任があるのに。
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思えば、「感動した!」と一番栄誉を受けるべき優勝力士より目立ってみせた総理大臣が「一番目立つ日に靖国に行く」という選択をしたというだけの事なのだ。あちらの非理知的態度にやがて風向きが変わる日が来るだろう。そう思いながら風に逆らわず静かにやれる事をやり続けよう。

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